延期されていたリーガ・エスパニョーラ第20節が2日に行われ、アウエーでアスレティック・ビルバオを3-0で下したレアル・マドリーが、閉幕まで2試合を残して4シーズンぶり、32度目のリーグ優勝を決めた。
勝てば優勝が決まるレアル・マドリーは試合開始と同時に、前線からの積極的なプレスと縦への早い展開を軸にクリスティアーノ・ロナウドやコエントランらが立て続けに好機を作り出す。さらに11分には、ペナルティーエリア内でのハンドでPKを獲得するものの、C・ロナウドのシュートはGKイライソスに防がれてしまう。絶好のチャンスを逃し天を仰ぐレアル・マドリーだが、この日ベンゼマに代わってスタメン出場を果たしたイグアインが漂い始めた嫌なムードを一気に払しょくする。16分、C・ロナウドとエジルの連係から最後はイグアインがゴール右上にたたき込み、レアル・マドリーが先制する。この1点で勢いづいたレアル・マドリーはさらに20分、シャビ・アロンソの絶妙なスルーパスを右サイドで受けたC・ロナウドのクロスをエジルがダイレクトで決め、リードを2点に広げる。
一方、立て続けに2失点を喫したホームのビルバオは、中盤でのボール保持率ではレアル・マドリーを上回るものの、ラストパスの精度に欠け、前線で待ち受けるジョレンテに良いボールを供給できない上、得意のセットプレーでもクロスバーやGKカシージャスの好守に阻まれ、反撃の糸口をつかめぬままハーフタイムを迎える。
迎えた後半、イグアインの個人技からいきなり惜しいチャンスをつかんだレアル・マドリーは50分、左CKをC・ロナウドがヘディングで合わせて3-0とし、リーグ制覇を一気にたぐり寄せる。何とかリズムを引き寄せたいビルバオだが、デ・マルコスが遠めから狙ったシュートがクロスバーをたたくなど、どうしても1点が取れない。逆に72分にはハビ・マルティネスが2枚目のイエローカードで退場処分となり、ビルバオは数的不利な状況に追い込まれてしまう。結局、疲れの見え始めたイグアイン、エジル、カジェホンに代え、ベンゼマ、グラネロ、マルセロを投入するなど、交代枠を有効に使ったレアル・マドリーがビルバオに最後までつけ入るすきを与えず3-0で完勝し、念願の32回目の優勝を手に入れた。
实用单词解析:
◆リーグ (-):同盟,联盟,联合会,竞赛联盟(競技団体などの,連盟・同盟)。
◆連係(れんけい):連係◆念願 (ねんがん):心愿,愿望。(思い願うこと。)